人間の皮膚は生まれてから5ヶ月くらいで完成すると言われています。
皮膚の面積は1.5~2平方メートル、体重の約16%の重さです。
広さと重さでは最大の器官になります。
他の臓器よりも複雑なはたらき(生理作用)をするのが皮膚です。
赤ちゃん皮膚
皮膚の完成
皮膚が生まれて5ヶ月で・・・
皮膚ってすごく
はたらきものだね!
保護作用
分泌作用
吸収作用
体温調整
作用
知覚作用
ビタミンD
形成
表現作用
皮 膚 の は た ら き
皮膚は約2ミリの薄さです。
硬い毛で保護されている動物と違って薄くて柔らかいデリケートなのが人間の皮膚。
ラップと同じ薄さで身体を包み込んでくれる大きな袋なのです。
紫外線、ほこり、花粉、黄砂、病原菌、生活環境など、外からの刺激を常に受けて守ってくれています。
心や気持ちの状態が肌にあらわれます。
赤くなったり青くなったり、冷や汗や鳥肌などもそうですね。
生活習慣や生活環境によって肌は大きく変わります。
肌トラブルは内臓のトラブルと影響しています。
皆さんは「皮脳同根(ひのうどうこん)」という言葉を聞いたことがありますか?
「皮膚と脳は同じところ(根)から生まれているので、互いに影響をあたえる」という意味です。胎児がお母さんのおなかの中で成長するときに、皮膚と脳は同じ細胞から分裂することから、そう呼ばれているそうです。
もとの細胞が同じものですから、脳で起こる心や気持ちの状態は皮膚に大きく影響を与え、逆に皮膚で感じたことは脳に敏感に伝わります。
例えば、好きな人ができたり嬉しいことがあると肌はツヤツヤ生き生きしますね。
肌を優しく触ってもらう、ていねいに扱うと気持ちがいいと感じますね。
逆に、ストレスを感じると肌はカサカサ潤いがなくなり、くすんできますね。
これが、皮膚と脳が密接につながっている証拠なんです!
川飛みちよ
トータルエステティックアドバイザー。
製薬会社のスキンケアアドバイザーを経て、エステティシャン資格を取得し転向。
サロンワーク後、美容学校でエステティック講師を担当し、技術や理論などトータルで指導。
また、プライベートサロンを開設し、ひとりひとりの肌に合ったスキンケアや化粧品、
生活習慣などのアドバイス、サロン監修、スクール講師として活動中。
美はレベルの高い健康と考え、美から心身の健康をサポートし、
サポートする人材育成を胸に、日々努めています。
■保持資格■
・日本エステティック協会トータルエステティックアドバイザー資格
・同協会認定講師資格
・日本スパ振興協会スパアドバイザー資格
昔から伝わるセルフケア